いつも当店をご利用・ご覧いただきありがとうございます。
こちらでは包丁の査定サービスにまつわる、あまり知られていない情報や買い取り価格が上昇している物の話題を中心に告知させていただいております。
今回は営業させて頂いている中で、最近のお問い合わせが多いな~と感じる内容についてお答えする意味も込めて買取のブログを更新いたします。
包丁に名が入っているものは買取できるの?
早速本題となりますが、お手持ちの包丁(特に和物)を売りたいと考えになられている方で自分の名前が入ってしまっているけど大丈夫なのか?と心配されている方が多いという問題です。
購入した時に自分の名前を入れるというのは調理士が混在する環境で自分の所有物とする目印にするほかに、日々の仕事の中で愛着を持たせるポイントになるため
特に板前さんなどがお使いになられていた包丁によく見られるポイントとなっています。
その理由から多くは和包丁に名が入っていることがほとんどとなっていますが、中には洋包丁に入れられる方もいらっしゃいます。
名の入れ方
従来の名入れは職人の手によって刃に直接打ち込んで彫られていましたが最近では専用のマシンを使った自動化も進んでいるようです。
本焼きのものなどには基本的に前者の方法で入れられているものが目立つ印象です。
買取価格への影響
さて、ここまで名入れの流れについてご案内させていただきました。
ではそれを実際に売るとなった時、入れてないものと、あるものでどういう差が出るのか気になりますよね。
具体的な例としていうと、柳刃の本焼き包丁を買取に出そうと考えた時、買取価格はどのような違いが出るかというと
名なしであれば査定額が20,000円のものに対してまったく同じ状態の名入の場合、買取額は5,000~10,000マイナスぐらいの落差になります。
これは水本焼きや霞など、そして包丁の種類によっても価格に差が出てくるので一丸にはいえないところもありますが、おおよその目安としてはこのような結果になることがほとんどです。
また、これに加えてかなり使い込まれたものや刃こぼれなどの問題がある状態についてはさらに査定額が下がってしまうことも。
例でいえば下記のような状態のものです。
程度があまりよくないものはさらに査定のマイナスに繋がってしまうことも否めません。
ただすべての名入れのものが査定に大きな影響をあたえるというわけでもなく、逆にまったく手付かずの状態の高級包丁であればそこまで価格に影響が出ないこともあります。
ひろやの買取では名入りのものもお取扱は基本的に問題ありませんが、あまりに手のつけられない状態の悪いものや量産品の包丁については再販価格が付かないという理由から買取をお断りさせていただく場合がございます。どうかご了承よろしくお願いいたします。